「コンビニ、商品」カテゴリーアーカイブ

コンビニ 7-新業態店の撤退とその後

昨年から今年にかけてコンビニの新型店舗が次々に開店していましたが、そのうちのいくつかが相次いで閉店してしまいました。もともと実験的で早期の撤退が予想できたものもありましたが、やはり“屍累々”といった様子です。

CVS閉店写真
〔撤退したCVSや近隣業態の店舗〕

■店先に「閉店のお知らせ」
飽和したといわれるコンビニ業界では、少し前から新業態の開発に躍起になってきました。ローソン、サンクス、am/pmなど、それぞれ昨年の間に新型店をいくつも開店しています。大きく分けて

・女性向けコンセプトの店舗
・生鮮100円ショップ型の店舗

があることを、本サイトでも「コンビニ 1-新業態、増える」「コンビニ 2-付加価値型の“実験店”」「コンビニ 3-生鮮品揃えと均一価格」と記事をまとめました。また、近隣業態からのコンビニに近い店舗進出も目立ちました(コンビニ 5-低くなった業界の垣根)。

これらのうちいくつかが、すでに撤退してしまいました。もともと実験店舗、つまり新しいチャレンジとしての位置付けのものも少なくないのですぐ変化するだろうとは思いましたが、やはり時間の流れは速いようです。
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コンビニ 6-“本部には内緒にしてね!”

コンビニでも個店重視の動きが高まっているようです。しかしチェーン一律均一のFCシステムで、個性を出すことは可能なのでしょうか。システム作りの過程で、電子マネーもその一翼を担うことになるのでしょう。

CVSマップ3
〔システム作りを踏まえた小売店舗チェーン作り〕

■店オリジナル? のファスト・フード現わる
コンビニ 4-個性の追求は難しいで、「コンビニは、標準化された便利さの代わりに、個々の商店の個性や面白さを犠牲にしている」といったシニカルな表現をしました。
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「恵方巻」商標は登録ならず。安心して使えそう

「恵方巻」の名称が商標出願されていたのをご存知でしたか? そしてこの1月、審査により登録に至らず、拒絶となったようです。

恵方巻パンフ
[主なコンビニ・チェーン各社の「恵方巻」パンフレット]

■コンビニが仕掛けた? 「恵方巻」ブーム
節分の恵方巻(丸かぶり太巻き寿司)が、ここ数年で全国的に広がりました。どうも仕掛人はコンビニのようです。1989年に広島のセブンイレブンが恵方巻きの販売を開始し、その後10年以上かけて全国まで広げたとの情報が伝わっています。いまや節分を前に太巻き寿司を大々的に扱うことが、コンビニ、寿司店、中食(惣菜・弁当)店、食品スーパーなどで一般化しました。冒頭の写真のように、コンビニ各社は早くから積極的にパンフを配り、予約獲得に躍起です。
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コンビニ 5-低くなった業界の垣根

コンビニから他業態への業態拡大とともに、外の業態からコンビニ周辺へ進出も目立ちます。関連流通業をまきこんだ、企業買収・業界再編の動きも注目です。

「まいばすけっと」とローソンのベーカリー
〔イオンのサテライト型店舗と、ローソンのベーカリー〕

■店舗立地の妙と物流の強み
これまでコンビニ(標準型)がほぼ独占していた顧客を、他の業態がいろいろな形で侵食しています。まあ、最近始まった話というわけではなく、もう何十年も繰り広げられている争奪戦の一つと考えた方が良いのかもしれませんが…。
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コンビニ 4-個性の追求は難しい

「コンビニは、仕方なく行く場所?」 いくらコンビニ基本型のビジネスモデルが優れているといっても、好んで行く消費者がどれほどいるものでしょうか。

fig_cvs2
[CVS新業態の位置づけ2]

■結局“基本型”に回帰していくのか?
記事「コンビニ 1-新業態、増える」で、生鮮型コンビニやファストフード型コンビニの位置づけを試み、続く記事2本でそれぞれの実店舗の様子について軽く触れました。これらの中で「新業態は、その特徴を出そうとすればするほど他の業態に近づく」「基本型に収束していく可能性が強い」といった意見を書きました。

先に示したコンビニ新業態ポジショニング・マップを、冒頭の図のように少し単純化させました。コンビニと離れた新業態として“羽ばたっていく”ものを別にすれば、それぞれ関連業態をかすめてブーメランのように戻り、コンビニ基本型の強化として根付くのではないかと推測しています。
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