ライ麦畑で謹賀新年

Coming Through the Rye

謹賀新年
当社は、郵便による賀状等を省略しています。
このサイトにて、皆様にご挨拶させていただきます。

写真は、映画「ライ麦畑で出会ったら(Coming Through the Rye)」(2015年)の一コマを模したものです。主演アレックス・ウルフのパネル写真と小道具。

映画タイトルから分かるように、かの有名な小説「ライ麦畑でつかまえて」に影響を受けた高校生と、彼を見守るガールフレンド(ステファニア・ラヴイ・オーウェン:写真右上)が織りなすストーリー。青春映画です。この画像を年賀状代わりにした理由はあまりないのですが、「明日はきっと、今日よりはマシさ、たぶんね」のフレーズが気にいったもので…

ただ、社会が「マシ」になるには、さまざまな意味での“意識変革”が前提条件にあると思っています。オトナとしての経験にとらわれず、高校生くらいの気持ちになるのもいいのではないかなと、勝手に思っているのですが。

結局昨年、当方からの情報発信はFacebook(松山)経由だけでした。今年は少し本サイトから発信するつもりです。
今後とも宜しくお願い申し上げます。

2020年の挑戦

寒中お見舞い申し上げます。
 当社は、郵便による賀状等を省略しています。
 このサイトにて、皆様にご挨拶させていただきます。

今年の新春の写真は、都心も都心、小石川後楽園です。あまりに近い場所なので、これまで入る機会がなかった公園でした。

当方の公開アドレスに「2020」の文字が入っていますが、このアドレスをつけたのは21世紀に入るちょっと前のこと。東京オリンピックなどもちろん全く決まっていないころでした。最初は「2001」か「21」という数字を組み合わせようと思いましたが、少し曖昧に「2020」という数字を付しました。

でもいつのまにか21世紀も20年目。必ずしも2020年を意味していたわけではありませんが、この数字に追い付いてしまいました。まあ、時間が過ぎるのは速いのが当たり前と思えば、あせることもありません。と同時に、当社としてこの間できた仕事が微々たるものだったことを反省しなければと思っている次第です。

当方からの情報発信は、ひきづき主に松山のFacebookで行っています。
今後とも宜しくお願い申し上げます。

「商店街が地域の課題を解決」シンポジウム

商店街の活動から地域の活性化を考えようというシンポジウム(中小企業庁主催、2019/2/18)。主軸は「商店街活動にPDCAサイクルを持ち込んで、散発的な盛り上がりではなく、持続的・戦略的に実行できる姿に持ち込もう」というテーマです。

〔新たな商店街政策の在り方検討会 中間取りまとめ より〕

上記テーマを考える実用的なツールとして「運用シート」「マニュアル」が提案されています(資料url参照)。実際にこのシートとマニュアルを運用して活動している商店街の事例が、当事者から紹介されたほか、「新たな商店街政策の在り方検討会」の委員を中心にパネルディスカッションが行われました。

以下、参加者の発言メモの抜粋です。

■地域ごとに目指す先を言葉にせよ!

  • イベントをやり続けるだけでは商店街の活性化につながらない。何を目指しているのか、目標や戦略が必要
  • 従来は、商店街を「最寄型」「近隣型」「広域型」といった分類をしてしまっていたが、その枠組みは崩壊している。上から与えられる型ではなく、どんな地域づくりを目指すのかを自分たちで言葉にしないと、先に進まない
  • 総花的・全国どこでも似通ったキンタロウ飴状態のマスタープランを作ってもダメに決まっている
  • 計画を作っただけで固めてしまうのではなく、随時作りかえなければならない。そのためのPDCAである

■商店街はせっかくのチャンスを見逃している?

  • 商店街に人がいないといっても、地域のある場所(例えば認知症カフェ、学童クラブなど)には人が集まりすぎるほど集まっている例がある
  • 子育て世代の女性世代は、商店街に近いところに生活があっても、地域活動に参加する場がない。そうした女性たちを積極的に呼び込んだところ、すごい力を発揮した。
  • 子供たちが、とりわけ学童の段階で(学校の部活動に入り込む前に)商店街活動に関わる場がとても重要だ。

「勉強」ではなく、生活や遊びの延長線上で、幼い時から商店街に触れることの重要さがよくわかりますし、商店街側がさまざまなチャンスを逃していることが推測されます。

■ブレーキをかけてしまう組織や人たち
また、活動を進めようとしたときに壁となるのが、既存概念に縛られた人や組織ということでしょうか。

  • 有望な案を実行しようとすると、なぜか行政・自治体の中からブレーキがかかってしまう
  • 商店街活動で最も難しいのが、やる気のない個店がいることだ。そんな店は辞めてもらって新しい人に入ってきてほしい

パネルディスカッションではそんな率直な意見が飛び出していました。

※発言者略。例によって発言は実際の場で出た言葉のままではなく、後から適度にメモから切り出してまとめたものです(文責:松山)

中小企業庁「新たな商店街政策の在り方検討会」
webページの中間やや下
・中間取りまとめ(平成29年7月5日)
・「商店街の将来像を考えよう~まちが変わる、商店街を変える~(概要版)」(第2回配布資料より)

南硫黄島シンポジウム

2017年に行われた南硫黄島調査をうけ、調査隊の隊員諸氏が集まって発表を行うシンポジウムが開かれました(2019年1月13日)。日本最後の“完全な島”。 東京都の担当課長からの挨拶が万雷の拍手を呼びました。

南硫黄島模型
〔南硫黄島模型〕

山の話、海の話、霧の話、虫の話、鳥の話。小笠原諸島中でも最も海洋島らしく、かつ人の手が入っていない島として、南硫黄島が素晴らしいところであることがよくわかるシンポジウムでした。東京都、首都大学東京、NHKの3者の合同プロジェクトです。

南硫黄島シンポ
〔南硫黄島シンポジウム・パンフレットより〕

■日本で唯一の“自然島”?
小笠原や沖縄は多数の島で構成されますが、ほとんどの島は人の手が入っていて、自然の生態系が残された島はわずかしかありません。本質的に「島(海洋島)は、“欠如の生態系”で成り立っている」(川上和人氏、森林総合研究所、鳥類学者、今回の調査における研究コーディネーター、今回のシンポジウムの司会)とともに、大陸にはなく島でしかみられない貴重な生態系がある場所。しかしながら、外来の哺乳類(ネズミ、ネコなど)や爬虫類(トカゲなど)の侵入が、海鳥や固有種を絶滅に追いやってしまう歴史が繰り返されています。

調べてみると、外来哺乳類の侵入が防げている島は日本では南硫黄島が唯一とのことです。北硫黄島もかつては未侵入だったようですが、すでにクマネズミが入って来ていて、生態系は荒れてしまったそうです。火山列島3島(北硫黄島、硫黄島、南硫黄島)のうち、平らな硫黄島(先の戦争での激戦地)はもちろん、北硫黄島も人が居住した歴史があります。

南硫黄島のみ人や動物が容易に上陸できない絶壁で囲まれています。今回行われた科学的な調査(生物が持つ同位体の検査)からも、南硫黄島のみが外来哺乳類未侵入だった根拠が見いだせたとのことで、その内容も発表されました。

■行政からの挨拶に心のこもった拍手が!
内容についてはこれ以上あまり紹介する言葉を持たないので、解説は他に譲ります(それでいいのか? 笑)。しかし何より、シンポジウムの最後にあった東京都の担当課長からの挨拶が万雷の拍手を呼びたことが印象的でした。

「これからもこうした調査を、全力で取り組みさせていただきます」

そう言葉を書いただけでは全く想いは伝わらないかと思います。限られた予算をこのプロジェクトに投入していくだけの価値があるという意味を、実感として感じられたシンポジウムの現場だったのです。

南硫黄島の学術調査は、前回の2007年から数えて10年ぶり。過去、1982年に行われた調査を含めてわずか3回目。今回初めてわかった自然、生態系の事実は数多くありますが、「こうした調査は繰り返し行い、モニタリングしなければいけない」ことが伝わってきます。

現地行動食
〔現地行動食〕

写真、パネル展は都庁ホールにて30日まで開かれています。NHKでも引き続き、いくつか南硫黄島に関連した番組が予定されています。

(参考:シンポジウムに参加された方のレポート)
行ってきました!「南硫黄島シンポジウム」

備中高梁

備中高梁と山田方谷の碑
備中高梁

寒中お見舞い申し上げます。
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写真は岡山県高梁市。上は市内の武家屋敷の素晴らしい庭、下は高梁市でも少し北の山中に入った中井町というところの「方谷園」です。中井町は、幕末の逸材ともいえる備中松山藩の政治家、山田方谷の出生地で、写真にある碑に書かれている言葉は方谷のもの。

「事の外に立ちて 事の内に屈せず」

山田方谷の実績やこの言葉の正確な解説は他に譲りますが、
「内々でしか通用しない概念や役割にとらわれず、社会における意義や本質的な重要事を大事にせよ」
といった意味と捉えています。山田方谷は学者でもあり藩政改革の実践者でもあります。

「現場」は我々の活動の拠り所ですが、「悪しき現場主義」になってもいけません。事の内に屈しそうになったり、事の外に立てなかったり、未だに反省することばかりの毎日です。

本blogからはここ数年わずかしか情報提供していませんが、松山のFacebookで当方からの情報発信を行っています。サイトは改訂予定のまま時間が経ってしまっていますが、しばらくお許しください。

今後とも宜しくお願い申し上げます。

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