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交通博物館閉館

東京神田の旧万世橋駅にある交通博物館が明後日閉館されます。

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■万世橋駅のプラットフォーム
新聞などでもさかんに報道されていますが、閉館前で大変な混雑のようです。かくいう私も、4月某日に30年くらいぶりに行ってきました。普通は見ることができなかった旧万世橋駅の遺構見学ツアーにも参加しました。

万世橋駅は1912年にターミナル駅として開業しましたが、東京駅ができ、戦時中の1943年にはすでに使われなくなりました。今でも中央線に乗るとこの駅跡を通過することを多くの方がご存知だと思います。

これをプラットフォーム側から見たわけですが、次のような風景になっていました。1枚目(冒頭写真)は御茶ノ水側、次の2枚目は、ちょうど中央線が走ってきた場面は神田側に向けて撮った写真です。

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雨のために少し見にくいかと思いますが、この視点で中央線が通るのを見たのは、なかなか良い経験でしたね。

■駅舎内部
プラットフォームにつながる階段の様子が3枚目の写真。その下4枚目の写真は見学ツアーではなく交通博物館の館内から覗くことができるようになっていた別の階段です。もちろん私はこの駅に入ったことがあるわけではないのですが、子供の頃歩いたどこかの駅の記憶が呼び戻ってくるかのようでした。

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■屋上から
5枚目の写真は交通博物館の屋上から見た写真です。画面の右側に見える窓のようなところが、見学ツアーで入り込んだ(1、2枚目の写真をとった)場所です。写真の左奥が秋葉原です。

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さてこの駅の跡(というか博物館の跡)には、どんな商業施設ができるのでしょう。秋葉原のすぐ脇でもあり、圧倒的なスケールでの昭和テイストも持ち合わせ、かなり魅力的な場所だと思われます。

「パソコンでかんたん 経理入門」

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【日経BP社刊、1996年】

「パソコン流 経営改造ブック」と同様、税理士井上一生氏との共著です。前作が「経営的マクロ的視点から入り→実務的ミクロ的に展開している」のに対し、本書は少し切り口を変え「身近な実務的処理から入り→中長期のマクロ的考え方に展開」させています。また、ソフトウェアの新版を紹介するなどの情報を加えています。少し「お手軽本」的なイメージになってしまいましたが、パソコンの入門者によりわかりやすくなるよう工夫したつもりです。

目次
第1部 パソコンと経理の全体像
1 「パソコン帳簿」「パソコン経営」とは
2 パソコンの原理
第2部 パソコン帳簿の利用法
3 会計ソフトを使った帳簿づけの基礎
4 らくらく伝票
5 ファジイ会計
第3部 パソコン経営のポイント
6 資金繰り
7 月次損益分析
8 プロジェクト別管理と決算見積もり
9 経営計画と「未来会計」
10 経営の高度化に向けて
巻末資料 財務会計パッケージソフトガイド

「パソコン流 経営改造ブック」

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【日経BP出版センター刊、1994年】

税理士の井上一生氏が主たる著者です。弊社松山がお手伝いをさせていただきました。パソコン(および業務パッケージ・ソフトウェア)をツールとして、企業をいかに確実に経営していくかを解説しています。井上氏の実践的なアイデアが各所に盛り込まれています。

〔目次〕
1.パソコン経営への招待
1.1 成功の古典原理と新原理、パソコン新経営
1.2 パソコンは高くない、難しくもない
2.パソコン経営を実行してみる
2.1 パソコン経営の全体像
2.2 未来会計で経営のカジを取る
2.3 販売情報・給与情報を管理する
3.個別ソフトウェアガイド
3.1 オービックビジネスコンサルタント
3.2 ピーシーエー
3.3 ミルキーウェイ
3.4 日本マイコン販売

当時まだ業務パッケージは今ほど一般的とはいえませんでした。システムもまだDOSの時代で、Windowsが本格的に普及したのはこの後です。でも、今でも役に立つ本だと思います。

脱皮を目指す?築地周辺の商店

築地周辺の商店が、ここ数年で大きく変化していきそうです。

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[築地場外市場商店街]

■市場移転がもたらす影響
東京の築地中央卸売市場といえば、水産物と青果物を取り扱う都心の“台所”ともいえる市場で、とくに魚・水産関連では国内最大の“魚河岸”です。その築地の市場は、早ければ6年後の2012年(実際にはもう少し後になりそうですが)に豊洲に移転することが決定しています。昭和初期からの古い歴史のある築地市場は、中央卸売市場としての役割を終えることになります。その跡地に、誘致を目指している東京オリンピックのプレスセンターを作るとか、いくつかの構想があるようですね。

築地の場内で営業している多数の卸業者にとって、市場の移転とともに豊洲についていくか、はたまた別の営業方法を模索するか悩ましいところですが、築地市場の周辺の店もまた、大きな岐路に立たされているといえましょう。

ご存知のように築地市場の外には“場外市場”が大きく発展し、プロだけでなく一般消費者や観光客などが多数訪れる場にもなっています。卸売だけではない、別の機能を併せ持ったユニークな商店街として成り立っています。その場外からみて“本体”であったはずの市場が、いずれ移転してしまうわけです。場内の卸業者とは違う意味で、今後の展開を慎重に考えなければなりません。

■土日の人手が確実に増加
市場の移転が正式に発表されたのはまだついこの間のことですが、計画については5年以上前から繰り返し検討されていました。表向き「移転反対」を口にしながらも、ここで商売されている方々はずっと次の手を考えてこられたようです。

「今後、場外商店街はどのような位置づけに変わればよいのか…」
「卸売と小売の両面について、どちらをどのように重視していけばよいのか…」
「そもそも今の業態を続けることができるのか…」

その結論が出るのはまだ先でしょうが、すでにさまざまな試みがされていることも事実です。この商店街を4~5年Watch! してきた者の目からすると、すでに次のような変化が生まれていることが感じ取れます。

・プロの買出しが集まる早朝だけでなく、昼の時間の人出が確実に増えている
・平日だけでなく、土曜の人出が確実に増えている
・一般客が入りやすい店作りをする店舗が確実に増えている

ようするに今、長い時間をかけて一つの巨大な商店街がゆっくりと、でも確実に舵を取って変わっていくその真っ只中にあるといえそうです。大きな流れからすれば「卸から小売へ」「プロ相手から一般客相手へ」マーケットの対象が移っているのでしょうが、一方で「卸売、プロ向け」の商売をいかにきちんと成り立たせるかが重要な課題となっています。他の一般の商店街とは違うユニークさこそが、築地場外商店街とその周辺の店を成功させる重要な要素となっているようです。

場外市場商店街では年2回、恒例となっている「半値市」が開かれます。その名の通り、いくつかの目玉商品が「通常の半値」で提供され、大変な活気があります。詳しくは
築地場外市場商店街 http://www.tsukiji.or.jp/

▽関連情報:
東京都中央卸売市場
▽追加記事:
築地場外の半値市
豊洲市場はパラドックスを解けるか?
豊洲卸売市場と財政問題

「早わかりDTP」

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【日本印刷新聞社刊、1994年】

「Professional DTP」に続き、もう1冊DTPの本を紹介します。朝沼氏との共著です。DTP草創期に問題となっていた初歩的な事柄について教科書的にまとめたものです。Professional DTPよりやや技術的な面について解説しています。

〔目次〕
第1章 印刷とコンピュータのかかわり
1 印刷物とコンピュータ
2 コンピュータの実力
3 フロッピー入稿の実際
第2章 DTP基礎知識
1 コンピュータ処理の七つの特徴
2 操作体系とデータの表現形式
3 ハードウェアの知識
4 ソフトウェアの知識
5 通信ネットワーク
6 マルチメディア
第3章 デジタル印刷の実践知識
1 DTP組版の内容
2 ビジュアル要素の作成と表組
3 ページレイアウト
4 カラー印刷
5 製版から印刷まで
第4章 システム構築運用の実際
1 システム構築と運用の考え方
2 導入チェックポイント
3 運用チェックポイント
あとがき