雲が多い東京で、雲間にわずかに見えた部分月食。
三脚も使わずコンパクト型デジカメでの一発シャッターなので、これが限界か。
2006/09/08 3:07:36 撮影
【撮影データ】
Panasonic DMC-FX7
ISO80, 露出補正:-2.00, Auto (SS:1/8秒, F5.0)
画像ソフトでトリミング
わずかに「シャープネス」をかけてある
「著書等」カテゴリーアーカイブ
「数字で考える「人」「チーム」「組織」入門」
誰でも読んでいただけそうな部分と、少し専門的に入り込んだ部分と、少し極端な要素が同居しています。広く一般的な話題を展開しつつ特定のテーマについてピンポイントで狙いをつけて踏み込もうとしたわけなのですが、結果として成功したかどうか、なんともいえません。
【明日香出版社刊、2003年】
弊社松山が執筆した書籍です。人材マネジメントといっても、本書ではサッカー、野球、陸上、水泳といったスポーツに関する話題をいくつも盛り込んでいます。…「巨人の星」の星飛雄馬まで題材に用いてしまいました(笑)…。難しいことを考えなくても、人材マネジメントなどまったく専門外の人であっても楽しく読めるようにしたつもりですが、本当のところどうだったでしょうか。お読みになった方があれば、ぜひご意見を伺いたく思っています。
表題通り「数字」で人事マネジメントについていろいろ考えてみよう、というのが大きなテーマです。ただし、人や組織を数字で「規定」してしまおうという考えでは決してありません。狙いはむしろ逆で、数字というツールを使って人や組織を客観的に見つめながらも、その「客観」と当事者の「主観」の違いをきちんと認識し、創造性が発揮できるよう工夫していこうというスタンスを持っています。「客観」と「主観」を区分けるための重要な要素として「人事測定(≒アセスメント)」と「人事評価(≒意思決定・判断に直結するもの)」を厳然と区別すべきことを、本書を通じて強調しています。
そして最後の第6章Section3では、「項目反応理論」(Item Response Theory:略して「IRT」)という得点付けの方法について少し細かく説明しています。表計算ソフトなどを用いた数値解析を行い、具体的にIRTによるテストの点数付けを行った例(小さなモデルにすぎませんが)を示しました。このあたりの記述は、人事測定の専門書を除けば他の書物にないユニークなところだと思います。
第1章 個人と組織の関係を考えよう
Section1 人事・組織とは
Seciton2 人や組織を数字で“測る”とは
第2章 個人の力を高める
Section1 個人の能力を把握するには
Section2 個人の性格を測る
Section3 社会で必要とされる基礎能力
Section4 資格試験/検定試験の利用
第3章 仲間・コーチとの協力
Section1 チームワーク
Section2 コーチング
第4章 チーム作り
Section1 チーム作りと戦略・戦術
Section2 コンピテンシー
第5章 組織の運営
Section1 組織特性の測定
Section2 評価・報酬制度と数値化
Section3 研修・教育のシステム作り
第6章 カリキュラムとモノサシ作り
Section1 人材育成カリキュラム策定の基本
Section2 テストと測定
Section3 項目反応理論の応用
「Microsoft Excel ビジュアル活用法」
【志村修一(著)、日経BP出版センター刊、1995年/1996年】
仕事仲間でもある志村さんの著書です。当社ではこの書の編集という立場で少しお手伝いさせていただきました。
〔目次〕
序章 ビジュアルフォームとは
第1章 ビジュアル経営分析
第2章 損益分岐点の分析
第3章 即効! ビジュアルフォーム集
第4章 小規模事業向け給与計算
第5章 宛名印刷付き簡易住所録
第6章 売上管理プロトタイプ
(1) 損益分析や給与計算といったビジネス分野のフォーム集で
(2) VBAプログラムリストでExcelデータを加工処理方法まで学べる
のですが、個人的には何より
(3) ビジュアルに描かれている表現が、見て楽しい!
ことが特徴と思っています。表計算ソフトというツールでここまでビジュアルに楽しく情報を表現できるのか~、というのが少し驚きです。
写真は「Excel5.0」版ですが「Excel7.0」版および「Lotus 1-2-3」版もあります。とはいっても、この本も出版してすでに10年経ってしまいました。今でしたら「Web上で数字データをいかに表現するか」、といった場面で参考になるかもしれません。
「これでバッチリ! 青色申告」
【山田谷勝善、志村修一、小倉美香、井上きよみ、松山俊一(著)、井上一生(監修)、日経BP社刊、2000年】
どこか安易なタイトル(笑)ですが、中身はいたって真面目。弊社松山の企画をもとに5人で執筆しました。前身に「パソコンでかんたん 青色申告」という書籍があり、その改訂版です。改訂に伴い説明上使う会計ソフトを「弥生会計2001」に特化していますが、考え方としてはこのソフトに限ったものではありません。個人事業者が年間通じた帳簿付けを続け、最後に決算を確定させて確定申告に至る流れを具体的に説明しています。
Part1 確定申告とパソコン会計
Part2 青色申告に向けた準備
Part3 ソフト導入時の設定
Part4 スムーズな帳簿付けのために
Part5 間違いやすいポイント
Part6 決算2ヵ月前からの準備
Part7 申告直前の準備と決算の確定
Part8 青色申告を次に生かす
「パソコンでかんたん 経理入門」
【日経BP社刊、1996年】
「パソコン流 経営改造ブック」と同様、税理士井上一生氏との共著です。前作が「経営的マクロ的視点から入り→実務的ミクロ的に展開している」のに対し、本書は少し切り口を変え「身近な実務的処理から入り→中長期のマクロ的考え方に展開」させています。また、ソフトウェアの新版を紹介するなどの情報を加えています。少し「お手軽本」的なイメージになってしまいましたが、パソコンの入門者によりわかりやすくなるよう工夫したつもりです。
目次
第1部 パソコンと経理の全体像
1 「パソコン帳簿」「パソコン経営」とは
2 パソコンの原理
第2部 パソコン帳簿の利用法
3 会計ソフトを使った帳簿づけの基礎
4 らくらく伝票
5 ファジイ会計
第3部 パソコン経営のポイント
6 資金繰り
7 月次損益分析
8 プロジェクト別管理と決算見積もり
9 経営計画と「未来会計」
10 経営の高度化に向けて
巻末資料 財務会計パッケージソフトガイド