かつての市場移転(「神田市場史」より)

神田多町(たちょう)にあった青物市場と日本橋にあった魚市場。移転計画が出てから実際に新市場に移るまで、なんと60年近くもかかっていました。

神田市場史
「神田市場史」(上・下刊)
【神田市場協会・神田市場史刊行会(編)、1968年(上巻)・1970年(下巻)、文唱堂】

■100年前の議論と今の議論が重なる
別の目的で寄った図書館でたまたま目にしたこの資料に目を通し始めたら面白くなって読み進めてしまいました。ちょうど都知事選で築地市場の豊洲移転問題が再燃している折、明治時代の市場移転問題や市場関係者の生の声が詳しく書かれていて、やけに現実味があるのです。100年以上前に議論されていた内容と、現代の議論とが相当重なるところがあり、なんとも興味深いものです。
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