今日12月2日の日経新聞地方版(東京)に、「大井町駅近くでライオンのレリーフが見つかった」という記事がありました。まるで掘り出されたかのような書き方でしたが、この店舗、商店街近くにある銅板建築の店舗で普通に誰でも目にしていたものでした。私が作っている「銅板建築リスト」↓参照。写真撮影は2007年1月です。
・銅板建築「素晴らしい装飾の平屋」
なんだこれ。「見つかった」とかいう表現は… (というのが私の感想です)。
まあ、銅板建築の商店というとほとんどすべて2階建ての古ぼけた家なので、このような平屋でかつ新しい銅板を葺いている物件は珍しく、その由来はずっと疑問だったのは確かです。その由来が少し明らかになり、品川宿に移転され、多くの人の目に入るようになるというのは嬉しい限りです。また、住友不動産のニュースリリース↓によると、「開発が進む事業区域内にある看板建築を保存したい」との意向が前面に出ているとのこと。銅板建築の再活用も期待したいです。
・住友不動産ニュースリリース「看板建築の一部である“ライオンのレリーフ”を旧東海道品川宿にある外国人向け宿泊施設へ移築保存した」