ミール研究所 MIR МИР

第3章 事例研究

3-1 導入状況

「ポスト次世代印刷」。A社の事業案内には、そんな言葉が力強く刻まれている。“次世代”と飛び越え、さらにその先“ポスト次世代”を視野を広げた表現だ。

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3-2事例1 新しい総合印刷サービスの姿とは

「ポスト次世代印刷」。A社の事業案内には、そんな言葉が力強く刻まれている。“次世代”と飛び越え、さらにその先“ポスト次世代”を視野を広げた表現だ。

3-2事例2 電子出版の最先端走る

B社は、総合情報印刷業に位置付けられる印刷業者。電算写植機が普及する段階でいち早くこれを取り入れ、大きく伸びた。電子出版の道を歩み、情報処理の先端を築いていった代表例である。

3-2事例3 伝統ある印刷所に新世代事業部が発展

D社がDTPを導入しグラフィックス関連の新規事業に踏み出したのは4年前のこと。あるメーカーからの欧文マニュアルを請け負ったのを機に始まった。やっと日本でもDTPという言葉が使われるようになった頃のことである。

3-2事例4 トータルスキャナをいち早く導入

E社は、今回紹介する印刷会社のうちでは最も企業規模が大きく、従業員約720人、年商約250億円。東京証券取引所市場(東証)第2部、名古屋証券取引所市場第2部に上場している公開企業である。

3-2事例5 情報処理で実践的サービス

F社は、パソコン・レベルのデータ処理をうまく印刷につなげることを得意としている。これまで紹介した多くの印刷会社に比べ、F社は社員40人ほどと小さい。しかし、業界内で早くから情報処理を手掛け、ユニークな活動を続けている。

3-2事例6 軽印刷からパソコンDTPに展開

G社は、軽印刷の流れを汲み、メーカーのマニュアル各種を得意としている。古くは他の軽印刷業者と同様和文タイプを主力として利用していたが、後にワープロの利用へ、そして今はパソコンDTPシステムを数多く取り入れて、大幅なOA化を図った。

3-3事例7 印刷内製化から全社情報システムへ発展

H社は大手新聞社系列の広告代理店の子会社で、求人情報紙の企画、制作を手掛ける。従来は写植から製版まで外注していたが、制作工程にDTPシステムを導入し、写植、版下作成を内製化してしまった。

3-3事例8 文書処理システムを自社開発

I社は、コンピュータ関連書籍、雑誌の編集/制作を得意としているプロダクション。「TeX」(「テック」または「テフ」と呼ぶ)という文書処理システムを用いた印刷物制作で高度な技術を持つ。

3-3事例9 ポストカードの文字組版を内製化

J社は、フィルム・メーカー国内大手の子会社で、印画紙(ペーパー)や機材等の写真用商品の販売・保守およびラボ(現像所)の指導、援助を行っている。ここではポストカードの制作について触れる。

お知らせ他

この文章は、1992年にJICC出版(現・宝島社)より発刊した「プロフェッショナルDTP」(著者・松山俊一)から本文を抜粋してまとめたものです。内容に少し加筆編集を加えていますが、概ね原文のまま掲載しました。執筆時期が1992年なので、書かれている内容・情報はかなり古くなっていることにご注意ください

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