ミール研究所 MIR МИР

第1章 電子出版の考え方

1-1 フロッピー入稿の現状

個人にも広くワープロ(ワード・プロセッサ)やパソコン(パーソナル・コンピュータ)が普及し、印刷業を脅かしている。いや「脅かす」というより、今まで写植や組版を専業として行っていた印刷業者にとって、何とも理解できない変化が進んでいる。
図1-1

1-2 印刷が変わる

長い歴史を持つ印刷業界も、コンピュータ化の波により印刷の概念や方法が大きく変わることを余儀なくされた。今まで専門家でなくてはできなかった印刷ノウハウが大衆に手に入るようになり、また印刷媒体も電子媒体へ当たり前のように広がっている。
図1-4

1-3 印刷とは情報伝達である

印刷業は、もとを正せば文字やイメージといった各種情報を他人に伝達することが使命である。人と人とのコミュニケーションを有効に働かせる手段として、紙媒体への印刷を行ってきた。
表1-1

お知らせ他

この文章は、1992年にJICC出版(現・宝島社)より発刊した「プロフェッショナルDTP」(著者・松山俊一)から本文を抜粋してまとめたものです。内容に少し加筆編集を加えていますが、概ね原文のまま掲載しました。執筆時期が1992年なので、書かれている内容・情報はかなり古くなっていることにご注意ください

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